芝居を手にした黄兎の日々

芝居を再び手にした私が繰り広げる、やや外れた日々。
でも、きっと面白い日々に違いない。
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動きの情報

今期(2018年冬アニメ)も最終回が近づいてきて、
お気に入りの作品が終わってしまうのは切なく
なります。終わってからAmazon Primeなどの配信
サイトで一気見するのもまたよかったり、
niconicoで一挙放送をコメントありで見るのも
新しい発見があって面白いです。

リアルタイムでは見られないので、配信が開始
されてからとかになるのですが、今期は
私の好きなミステリーっぽいのとか謎解きっぽい
のとかが複数作品あっていやもう最高にいいシーズン
です。そんな中でアニメ見て原作を読んで、
お、ここはなんかお芝居に通じるところがある、
っていうのがあったのでメモしておこうと思います。


「約束のネバーランド」

青年誌なのかと思ってたら、原作はジャンプなの
ですね。ちょっと意外。(ノイタミナ枠だったし)
まだアニメも放送中だし、ネタバレはしないので
大丈夫です。

この作品の中で、
「動きも情報」
というような会話が出てくるのですね。
表情、手のちょっとした動き、反応、目線、
呼吸、力の入り方...などなど。
そういうことでどんな状態なのか、会話している
内容に対しての反応が見える、というような会話
だったかなぁと思います。

最初に見た時は何気なくふーんっていう感じで
見ていたのですが、もう一回見たら、これって
お芝居もそういうことだよね、と思いました。


多分今まで書いた感想記事の中にもあったと
思うのですが、私は結構細かい動きとかを大事に
して演じたり、観たりします。

一歩踏み出すその踏み出しであったり、
物を触るときのスピード、触り方、持ち方、
会話しているときの目線、相手を見る見ない。
物凄い細かい部分ですが、そういう部分にまで
神経を使っているか、集中しているか、こだわりが
あるか、そこまで考えているか、っていうのは
自分で演るときも、観るときも気になります。

そんな細かいところ誰も見ない、と思うかも
しれませんが、見ていなくても無意識に感じたり、
受け取ったりすることもあるんじゃないかって
思います。無意識に伝わってしまうもの、感じさせて
しまう部分もおりこみながら雰囲気や空気を作って
いくっていうのは、最終的に全体の雰囲気や
作りこみの深さ、作品の深さにつながっていくんじゃ
ないかなって思います。

別に注意深く見ていなくても、
「この人今日は元気ないな」とか
「今日は機嫌悪そうだな」とか
「何かいいことあったのかな」とか、
何となく感じることもあると思います。
それは無意識に表情や、声のトーンや体の力の
入り方なんかを、今までと比較して判断しているのでは
という風に思います。

だから、受け手側の「何となく」は侮れないと思うのです。

いいわるいではなくて、ついつい観劇に行っても
そういう部分をどう捉えていて、自分のお芝居に
それを入れたいのかな〜、入れたいけどまだそこまで
届かないのかな〜とか、見てしまうのと、そういう部分から
役者さんがどんな人なのかを見るのが好きだったりします。

一緒にお芝居をするのと、観るだけとは全然違うっていう
のはわかるけれど、それでも見てわかることもあるなぁ
って思ったりしています。


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演出がすぐつけられる状態って?

先日、えみてんのwebコンテンツ用にお話を聴くべく、
演劇を始めたばかり、あまり演劇を知らない、
経験者だけどそこまでキャリアがない、といった
感じのみなさんとお会いしてきました。

知らないからこそできるっていう強みもあるし、
知らないからこそ時間とお金と人を余計に
使ってしまうっていうこともあるだろうなと
思ったりしました。

そんな中でハッと思ったことがあったのを
思い出したので書き留めおこうと思います。


役者の客演についておしゃべりしていた時
だったでしょうか?
「うちらも客演とか...どうですか?(笑)」
みたいな感じで、話をしていて、
「えみてんは稽古場に来てすぐ演出に入れる
レベルの方々とやることが多くなるから、
舞台経験があんまりない方は無理かもね〜」
ということを言っていました。

この時に、
「稽古場に来てすぐに演出に入れるレベル」
というのは、どういうレベルなんですか?
という風に聴いてくれました。

確かに、それって具体的にどういうレベル
なんだろうな、とか、それこそ演劇を始めた
ばかりの人たちにどう伝えたらいいのか、という
のを思いました。面白い気付きだなと思いました。

この質問をしてくれた人は、バンド経験が
ある方でした。私はピアノをやっていたので、
音楽に例えたらいいかなと思って説明しました。

「バントで集まって練習するとしたら、
 事前に楽譜を暗譜してこれて、
 それを間違いなく弾くことができるというのが
 最低限のレベル。
 さらに、自分はこういう風に弾きたいという
 のを考えてきて、弾けるレベルだったら最高。」

これをしてきてくれたら、バンドの練習を始めた時に、
まず合わせてみて、次はこうしようとか、もっと
こうしたらいいんじゃない?っていう話になるよね?
それを演劇に置き換えるだけ、という感じで答えました。
割りとすんなり、「あ、無理だ(笑)」って納得して
くれたので例えとしてはよかったのかなと思います。


置き換えたとしたら、

事前に台詞を覚えてくることができて、
それを間違いなく演じられる。
(稽古しながら覚えたりするので、厳密にはこの通り
ではないですが。)

どちらかというと、
台本の漢字を読める。(あるいはちゃんと調べてくる)
アクセントが正確。(イントネーション)
なまりがない。
覚えた台詞を噛んだり、間違えたりしない。
というようなことだと思います。

基本では?と思われるかもしれませんが、意外と
アクセントやイントネーション、なまりは稽古で
出たりするんですよね。誰でも間違うことはあると
思うのですが、1回聞いて直せる、あるいは、
自分で間違いに気が付いて直せるくらいでないと...
という感じです。
(本当にアクセントとか直すのに稽古を止めて時間を
とったりすると、結構時間を使うんですよね...)

そして、自分はこの役をこう考えて、こういうキャラで
演じたい、とか、この台詞はこういう感じでは?
という風に、自分が考えたものを稽古場に持ってきて
実際に演ってみせることができる、というのがあれば
すぐに演出さんとのディスカッションや、チェックに
進むことができます。これができる方ばかりの稽古場は
本当に面白いです!

バンドと演劇で違うとすれば、もうひとつ。
演出さんから言われなくても、舞台上で立って、動く
ことまで含めてのお芝居ができる、ということでしょうか。
台詞は言えるけど、動きもつけていきなりお芝居ができる
人って少ないと思うんですよね。基本的に演出さんの
こうしたい、がなければ、動きも稽古をしながら作って
いきます。お芝居をしながら役者さん同士で動いて
つくっていくので、それがお芝居の中で自然にできる
くらいじゃないとちょっと大変かなぁと思います。


こう動いて、とかいうミザンスを演出さんがひとつひとつ
つけていくのって結構大変だし、時間もとてもかかります。
こういうところに時間をかけて、もうちょっと先の
もっと面白くするために演出をつける、というところに
かけられる時間が少なくなってしまうと勿体ないと
思うのです。

劇団さんによって色々なスタイルがあると思うので、
これが良いとか悪いとかは思いません。
えみてんでは、より面白くするための、先へ進むための
演出をつけたり考えたり、役者が試行錯誤する稽古場で
あって欲しいなと私は思っているので、天神さんに
私はお願いしています。
もちろん、天神さんは天神さんの演出プランやポリシー、
コンセプトがあるので、それを優先してはもらっています。
(イメージ重視のキャスティングとかね。)
ただ、せっかくプロデュース公演形式をとっているし、
ストレスの少ない稽古場、と言ってもらえたこともあるので、
そういう役者が稽古をする上でストレスが少ない稽古場で
ありたいなとは思っています。

自分のお芝居に集中して色々稽古ができる環境っていうのは
本当に面白いです。そういう稽古って本当にやっていて
面白い。ちょっと無理かなと思っても、自分よりも
お芝居が達者な人に追いつこうとか、盗んでやろうとか、
そういう意欲がある人にとっても面白い稽古場だと
思うし、集団だって思います。勇気がいるかもしれない
けれど、それを飛び越えて一緒に舞台に立ってくれる人が
いてくれたらいいなって思います。
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「気づく」お芝居

お芝居を始めて、少しずつできることが増えていって、
上達していっているなぁという中で、何となく最初の
方で出てくる壁みたいなものっていくつかあると
思っています。

感情を表に出すとか、
自分で考えたお芝居を人前でできるかとか、
経験や体験を恥ずかしがらずにやり切れるかとか。

そんな中で、「気が付く」というお芝居が
出来るかどうかって、感情を表に出す、ができる
ようになって、恥ずかしがらずにやり切るっていう
ことができた後くらいに、できてないよって
言われそうなことなのかなぁと、先日観劇した後に
思いました。

気が付く、というお芝居は自分でできていないと
気が付いて自分で直すというのはもしかしたら
難しいかもしれません。
自分ではやっていたとしても、観た側からすると
それがやっているように見えないかもしれません。
そういうこともお芝居をやっていると多いので、
そういうときに演出さんや役者仲間から教えて
もらうことも多いです。

出来ているかどうか、観ている人に伝わるかどうか、
教えてもらいながら、そして自分で判断ができる
ようになりながら上達していくと思います。

考えるきっかけになった舞台で気になったのが、
「電話がかかってきてとる」というシーン。

さほど難しくないように思いますが、
気づき→行動→会話、という風にいくつか
分かれているのが難しいように思います。

そこでも気になりましたが、役者さんが電話が
かかってくることを知っているという部分。
台本を知っているせいで、先を読んでしまっています。
本来ならば、その役は電話がかかってくることを
知りません。ですが、知っているせいで電話が
かかってきてもそれに対しての反応もなく、
すぐに電話をとってしまいます。

電話が鳴る、そのときに何を考えるか。
携帯ならば相手の名前が表示されているから、
それに対して反応があるんじゃないかって思います。
表示されない電話ならば、誰がかけてきたのか、
他に人がいるならば誰が電話に出るのか、
かけてきそうな相手が思い浮かぶかもしれないし、
何の感情もなく電話を取るかもしれない。

そういった行動の裏側やその時に生まれている
自分の中の反応や感情を大事にできるかどうかで
お芝居に反映されるものが違うような気もします。

人に対しての気付きや反応は、相手からの刺激も
あるし、動いている分反応しやすかったり、
出来ている人が多いように思います。
逆に物に対してが出来ていないような気がするのは、
その対象物が動かず、自分の中でお芝居を構成
して自分でしなければならないからなのかな、
という気もします。


カーテンをあける、すだれをとる、という
お芝居にしても、なぜその行動に至ったかが
なければ、ただ演出さんに開けに行ってと
言われたから、ただの段取りに見えてしまいます。

何かに気付くなり、自分の中でふと思い立つなり、
そういったお芝居をひとつ入れることで違って
くると思います。
そういう台本に書いていないお芝居の部分を
埋めていかないと、お芝居も作品も作品の世界も
深まっていかないなぁと思います。


というわけで、ふとこれはメモしておきたいなと
思ったので、ブログにまとめました。

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【舞台】夕-ゆう-

劇団P.O.D.さんの「夕-ゆう-」を観てきました。
PODさんはキャラメルボックスもそうですが、
宅間作品も上演されています。
ファンタジーから現代劇まで、そういった
演目の幅広さや、キャスト層も相まって、
動員も多くなってきているのではないでしょうか。
近い世代の団員さんがそろってきているので、
それだけでも劇団の統一性というか、
まとまりのある空気感が感じられます。


劇団P.O.D. 創立30周年記念
第51回公演「夕 -ゆう-」
作:宅間孝行 演出:南本清美
2019年2月24日(日)14:00の回
at 高岡市生涯学習センターホール
上手中央やや後ろより観劇



やはり目を引くのが、それだけで空気感をまとった舞台セット。
夏らしさや南の地方っぽさが出ています。流石です。
上手の民宿表へ続く辺りや、勝手口から石階段へ続くところまで、
舞台の端から端までセットで埋めたのがよかったなと思いました。
その分演技エリアも限定されるし、あの舞台の広さをきちんと
埋められている感じがしました。役者さんも大人数で舞台に居る
シーンも結構あったので、そのせいもあったかもしれません。
きちんと舞台を埋められる、というのはできるな、と思いました。


登場人物が多かったのですが、観進めていくうちに、誰がどの
キャラクター、というのが馴染んできたというかわかるように
なってきたのが良かったなと思いました。
台本の力もあると思いますが、どのキャラクターも必要な役、
というのが感じられました。捨て役がないという素晴らしさ。
そして、捨て役がないと思わせることができたのは
役者さんの力もあるんだろうなと思いました。


今回はメインキャラクターはいるものの、群像劇に近い
作品だったなと思いました。客演さんもいらっしゃいましたが、
PODさんの雰囲気が上手くこの作品の家族の雰囲気や
友達などの良い雰囲気につながったんだろうなと思いました。
こういう部分を意図的に生かせるようになれたらとても
強みのある劇団だと思いますよね。


とても流れはゆっくりであったり、多少停滞している空気、
ではありましたが、思ったよりも雰囲気があって
良かったなと思いました。大人数になればなるほど
こういった雰囲気を作るのは難しいだろうなぁと思います。
こういうのをみると、あぁ、演劇って団体競技なんだなって
思います。




・・・という感じで、全体的な感想はこんな風にまとめて
みました。そして、「続きを読む」からはいつもの感じで
書き残しておこうと思います。もっと細かい部分やキャラの
ことなんかを、こんな細かいこと気にしてるのかよ!くらいの
勢いで書いていきたいと思います。いつものように、
褒める部分も私はこう考えた、私ならこうしたい、という
とーーーーっても個人的な感想を書いていきます。


大変申し訳ありませんが、ここからは読み手のみなさんの判断で
読むかどうかをお願いいたします。


いい気持ちで、あぁ今回もPODさん良かったなという思いで
余韻を楽しみたい方、PODが好きでたまらないし誰一人として
この大好きな人たちに対して何も言ってほしくないという方は
ここまでで読むのをやめておいた方が良いと思います。


また、読んだ方の中にはこの舞台が悪かったという風に
捉える方もいるかと思います。良い悪いというよりは、
私は好き、好きではない、私はこう思いこう考える、
こうするためにはこうした方がより伝わるんじゃ
ないかということを、私が自分なりに考えて、
私のために書き残しています。それに対して読んだ方々が
それなら自分はこう思う、実はこういうことがあって
それはできなかったんだというのを自分自身の中で
思ったり、観た人同士で話し合うなり、書き残すなりは
自由だと思っていますし、そういうのが読めたら面白いな
っていうのも思います。この作品のこの役者のこの劇団の
と考えれば「適切」「適当」はあるかもしれません。
ですが、完全な正解なんてないと思うんですよね。
だから、私の感想も考えもひとつの道、という程度に
思ってもらえたらと思います。


めっちゃ前置きが長くなりましたが、これだけ書いても
伝わらないこともあるので、今回は割と丁寧に書いて
みました。それでは、こんな面倒くさいやつの感想でも
いいよ、という方は「続きを読む」からどうぞ。
続きを読む >>
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些細なこともきっと観てくれる人への意識

twitterでつぶやき始めて、ちょっと書いたことが
続いて、ブログに移動することをすっかり忘れて
そのまま書いてしまうことがちょくちょくあります(笑)

twitterって字数制限があって、その字数区切りで
ある程度意味が通じるように、自分の言いたいことに
近い言葉を詰め込めるようにしているつもりなのですが、
文章力がなかなか追いつかないために、度々伝わり
切らない文章になってしまいます。
その度にtwitterで考えをまとめるのは向いていないから
やめようと思っているのですが、それをすっかり忘れて
しまうのですね...。

複数の投稿がつながって初めて意思や意図が伝わるように
なっている書き方をしていたとしたら、そのうちの1つだけを
チョイスされてしまうと全く違ったものになったりとか
しそうですしね。自分へのリプライでつなげることも
できるのですが、なんだか私はそれが好きではなくて。
そんなに繋げるんだったらブログに書け!(笑)って
セルフ突っ込みをしてしまいます(笑)

そんなわけで、今日は車で移動する時間が長かったので、
ぼんやりと考えたことを整理するためにブログを書いて
おこうと思います。twitterでもそうだけど、私って
自分の考えを整理するためだけに文章を打つことが
ほとんどなのですよね。女性はおしゃべりして自分の
考えをまとめることが多いらしいですが、それの
文章版、なのでしょうか。

さて、ぼんやりと考えていたのは、私たちは前提として
観ている人がいるということを頭に入れて舞台を作っている
ということです。
観ている人を意識して(観ている人のために、という
言葉は適当でないのかもしれないので、ここでは
この言葉にしてみます。)舞台やお芝居を作っている
のは前提で、当たり前という土台の上でやっていると
思います。

それは多分お芝居をつくる中で、演出さんや同じ役者
さんから「観ている人がいるということを意識して」
という言葉を1度は言われていると思うからです。

それは、
立ち方だったり、
声の大きさだったり、
滑舌だったり、
キャラクターの作り方だったり、
シーンの作り方だったり、
衣装だったり、
その他色々な、具体的な細かいことの集合体に
なるんじゃないかなって思います。
それが演出、っていう言葉に集約されているのかも
しれません。

そしてこれらは観ている人に意識される部分では
無い方がいいと思います。観ている人が気が付かない
部分であり、気が付かれてはいけない部分なんじゃ
ないかなと思ったりもします。


観ている人すべてを満足させることはできないと
思っているし、楽しいという感情も千差万別で、
それら全てを網羅することもできないって思って
います。1から100まで満足は難しいけど、
舞台を観た中で一瞬は楽しいと思わせる、1割は
楽しいと思わせることはできるかもしれない。
全部ではないけれど、作品の中でそう思える部分を
少しでも多くしてもらえるのを目指して作るのが
私にとっては精一杯です。

作品や物語は楽しいかどうかという部分の割合が
大きいと思います。好みと言ってもいいかもしれません。
ストライクの物語だったら楽しいと思う可能性は
高いだろうし、好みでなければ逆かもしれません。
個人的には物語を観ている人のための軸に
置くことは難しいと思っています。
観る人のために物語を選ぶことはきっと難しい。
万人が好きな物語というのは難しい。
だから、作品を選ぶという部分は、自分たちが
演りたいものをセレクトしたり書くのがいいのだと
思っています。
その上で、先に挙げた観ている人が少しでも
楽しいと思える瞬間を増やすのを私は目指したい
って思っています。


観ている人を意識して、伝わりやすくするために、
より適切に自分たちが伝えたいものを伝えるために、
立ち方や声の大きさ、スピード、滑舌、キャラクター、
そういった演出にも関わることを気にしています。
それって最終的には観ている人を意識することに
なるんだろうけど、出発点としては自分が上達する
ため、なんだろうって思います。
自分が上達した結果伝わって観ている人に伝わった、
であり、
観ている人を意識したいと思って自分が上達する、
であるのかもしれない。
卵が先か、鶏が先か、みたいなことですね。(笑)

だから私は自分が上達するためにしかお芝居を
できないんだと思っています。人のためとか、
何かを良くするためとか大それたことなんて
出来ないと思っているし、演劇で誰かを本当に変える
ことなんてできないと思っています。
変わるのは結局その人本人だと思っています。
できるのは、変わるきっかけになるものを作ること
くらいなんじゃないかって思っています。

私は自分の上達のためにしかできないけれど、
一緒にお芝居を作ってくれる人はそうじゃないかも
しれない。少なくとも今は、今一緒にお芝居を
作ってくれている人は、私がこんな風に細かいこと
ばっかり考えているけれど、そういう部分を一蹴して
くれるようなお芝居の作り方をしているし、
私よりも観ている人の目線に近いところから
分かりやすいお芝居を作ろうとしてくれる。
それでいいと思っているし、だから私はこんな風に、
こんなこと考えながら生きてて面白い?辛くない?
みたいに思われるかもしれないですが、
私なりに楽しくやっています。
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【舞台】まばたきの庭

劇団ふだいさんの冬季公演「まばたきの庭」を見てきました。
み群杏子さんの作品は、ちょっと気になっていたので、
いいチョイスをするなぁ、なんて思っていました。
(パセリの木も上演してたときに気になってたけど行けなかったしね)


劇団ふだい冬季公演
「まばたきの庭」
2019年1月14日(月・祝)15時〜
下手前列辺りで観劇
at 富山市民劇場オルビス



作品のチョイスなのか、フライヤーデザインなのか、
twitterなどの広報なのか、観に行った方の感想ツイートなのか、
はたまたそれらが合わさってなのか、動員数に直結していた
感じがしたのは良かったです。

「いつもより人が多かった」ではなくて、
なぜ動員が多かったのか、ということを反省会や打ち上げなんかで
話し合ってみるのも面白いかもしれないですね。
作者のみ群杏子さんも観劇に来ておられたみたいで、
Blogやtwitterなんかにも感想があがっていましたね。

私もツイートしましたが、この感想と、お客様から頂いた
アンケートがすべてでこの公演は十分だと思います。
「とても良かった」という気持ちでこの公演を思い出に
したい方は、この後は読まずにそのまま日常に
戻られた方がよいと思います。

かなりボコボコにされても、1行だけでも褒められて
いる部分があるのなら、そのために読みます!!という
気概がある方、むしろボッコボコにしてください!!
みたいな方がいましたら「続きを読む」からどうぞ。

できるだけわかりやすく書こうとはつとめますが、
文章だけではわかりにくい部分もあるかもしれません。


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富山のアマチュア劇団を独断と偏見で勝手にまとめてみる

Twitterで、こんな話をしていたら、思ったよりも
反応をいただけたので、需要があるかもしれないと
思い込んで、まとめてみました。







出先で書いていたので、抜けていた劇団さんも
補完しながら、

「劇団の公演時期」
「大体の会場規模(客席数)」


も追記しています。

会場規模は、大体このくらいの客席数なんじゃない?という
目測です。(ホールの客席数を調べたわけではないです。)

また、あくまでも客席数なので、動員数ではありません。
この客席数で〇回公演やる、と考えたら動員は出せるかも
しれませんが、正確ではないですし、必ず満席になるわけでは
ないので、あくまでも目安としてみてください。


また、ついでに

「こんな作風」「こんな作品をよく上演している」
「役者さんの感じ(レベルとか)」「経験者向け?初心者は?」


みたいなものも

「私の独断と偏見で」
「あくまでも個人的にこんな感じだと思っている」


という感じで書いています。

個人的な意見なので、「こう思っている人もいるんだ」
くらいに思っておいていただけるとありがたいです。
観に行って、あなたが思ったことが正解です。
気になる劇団さんはぜひ観に行っていただいて、
自分の物差しで考えていただければと思います。

ただ、劇団はいってみたいなとか、観劇に行きたいけど
どんな作風なんだろうなとか、判断材料が欲しい方に向けては、
多少意識して書いているつもりです。
ミスマッチを少しでも減らせたらいいなと思って書いて
いる部分もありますので、絞り込むのには使えるんじゃ
ないかと思います。

また、私の情報網に引っかかっている、近年公演を行っている
(少なくとも昨年2018年に公演を行っている、
 または、私の方で活動を確認している)
劇団さん、活動している確認がとれている劇団さんのみを
記載しています。まだ公演をやっていないとか、立ち上げた
ばっかりとか、そういうところは抜かしています。
(あと文芸座。新規さんとるつもりがないみたいですし)

抜けているところがあったらそっと教えてください...。

あと、全部の劇団をみたことがあるわけではないです。
twitterなどの様子やブログの様子をみた印象のところも
あります。


そして、あくまでも個人的な印象、イメージなのはあらかじめ
ご了承していただきたいというのが1点。
そして、所属劇団だけど本当はこうじゃない、という考えも
あると思います。そういう時は、さりげなく他の劇団さんの
自分なりの印象、イメージをtweetしつつ、所属劇団に対しては
自分はこう思ってます!くらいで補足しておいていただけると
いいのではないかと思っています。
よろしくお願いします。


また、これを読んだ県内アマチュア勢以外の方は、私の
印象をすべてとしないで、実際に公演を観に行って、
その目でどうかを見ていただければ幸いです。

それでもいいよ!!何かいてあっても流すよ!!
という方は「続きを読む」からどうぞ。

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【舞台】半神(中屋敷演出版)

柿喰う客の中屋敷さんが野田の「半神」を
演出すると聞いて、「いいなぁ。いいなぁ。」
と思っていただけで、やっぱり観に行けませんでした。

それがどうやら放送されると聞きつけて、
いつものように実家で録画をしてもらいました。
さすが実家!!ありがとう実家!!


「半神」
2018/7/11(水)〜 2018/7/16(月)
※収録:2018年7月22日(日)大阪・松下IMPホール

https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/o2187/

演出中屋敷さんの劇団
http://kaki-kuu-kyaku.com/

ちなみに音楽はDEDEMOUSE!!!
あのデジタルチックな音楽がどんな風に身体表現
多め演出の中屋敷さんの半神と組み合わさるのか!
って感じですよね。
すっかり音楽担当を忘れていたんですけど、
見始めて音楽が流れたら、
「あ、そうだ、音楽DEDEMOUSEだった!」
って瞬時に思い出したので、本当にわかりやすいです。

ちなみにDEDEMOUSEさんのtwitterで聞けます。
あの、最初のタンゴのシーンの曲。
野田版のリベルタンゴもめっちゃ好きですが、
このタンゴ、とてもいいです。




考察とかは多分今まで散々いろんな方が書かれて
いると思うので、好きなところとか、見て考えたこと
みたいなものをまとめておこうと思います。

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2018年のまとめ

昨年は年末にまとめを書けていたのかなぁと思って
見返してみたら、色々ブログを更新しすぎていて、
このブログが一番後回しになっていたというのに
自分で笑ってしまいました(笑)

今年は年末に更新して、年始はキレイな挨拶を
出せたらいいななんて思っています(笑)


2018年はえみてんのブログにも書きましたが、
動き出した、始めの一歩を踏み出した感じでした。
ずっと「やるやる」って言ってたけど、本当に始めて、
進めて、公演にして。やれば何だってできるんだなって
思いました。始めないと何も進まないし何も変わらない
っていうのが良くわかりましたし、いつだって始める
のに遅くはないって思います。
本当によくメインふたりでやったな〜って思いました。
目の前のことをこなすのに精いっぱいだったよ(笑)

一番心配だったのは、お客様が本当に来てくれるのか
どうかということでした。
本当にこれが一番心配だった。
結果的に、客席が40ちょっとくらいしか作れなかったこと、
思ったよりも、演劇をあまり観たことが無いんじゃないか
というお客様が来て下さったことで、それなりにお客様が
入った公演に見えた感じがしました。
もっともっと来てもらえるようにしないと、っていうのは
感じましたけれど。
良かったのは、お客様の層がとても良かったということ。

演劇を観たいと思って来て下さった方が半数以上で、
真剣に作品を作りたいという私たちの思いに合致した
お客様層と繋がれたというのは大きかったです。
次はそういったお客様を確実に満足させられる作品を
つくること。なんだかんだ言って私たちは舞台しか
作れないし、それがしたいと思っていますしね。


私はずっと特別になりたいと思って、簡単に上がれない
この舞台の上に立ち続けています。
それは、今まで演劇に使った時間であり、お金であり、
過去に演劇に向き合ってきた私なりがあるからだって
思っています。
それに加えて、観に来てくれるお客様やファンの方のお蔭で
私は特別な舞台の上に居られるんだって最近強く思います。
だから、私にとってはお客様もファンの方も特別なんです。
私を特別にして下さるお客様が私には特別です。

簡単に特別になんてなれない。
私はそう思っているし、そうであって欲しいと思っています。

使える時間も全部演劇に使って、仕事もして、家のことも
最低限のことは何とかして、それがありながらも演劇のことを
考えて。きっと特別になるために得たものと同じくらい
色んなものを失っていると思います。気が付いていないだけで。

それでも私は特別になりたいし、そうあり続けたい。
周りの皆さんのお蔭で特別になれているのなら、その周りの
ために舞台に立つし、お芝居もする。結果的にそれは
私につながっているんだと思います。
何もしないまま特別になろうとは思わないし、
特別になりたいと思う人がいたら、そういう人と一緒に
お芝居をしたり、舞台を作ったりしたいっていうのも思います。

周りから見たら、何でそこまでして演劇をやっているのかも、
稽古をとにかくしているのかもわからないかもしれない。
それでも、一緒に舞台をつくって、役者をやめようと思って
いたけれどもっと上手くなりたいと言ってくれる役者さんがいる。
一緒にお芝居をしたからこそ分かることもあるって信じています。

私の全力と私以外の人の全力は違うって思います。
そのせいで辛いこともあったし、私を持て余しているんだろうな
って思ったこともあります。
だから、そういう場所からは距離を置いた方がいいなと思ったし、
そういう場所がある反面、全力で走ってもいい場所が生まれた
のもあります。

一緒懸命やっているのを判断するのは自分ではなくて
周りの人です。自分では全力でやっているのに評価されない、
褒められない、認められない。それが辛くて悔しくて、
満たされないのならば、ぜひ一緒に舞台をつくってみたい。
倒れるまで演劇をやったっていう武勇伝を作りたいっていう
ひととも一緒にやってみたい(笑)

2019年は、そんな人と出会える年になったら嬉しいし、
そういう人でなくても、私たちと一緒に演劇をやってみたい
っていう軽率な気持ちで声を掛けてくれるご縁があったら
良いなって思っています。

多分2019年の私は、ご縁を作る、形にするっていうのが
目標になりそうです。色んな方とつながりを持ってみたいし、
色々とお話を聴いてみたいです。軽率に誘いができるように
なりたいし、軽率に誘われるようなフラットさを今までよりは
持てたらいいなって思います。

本年もありがとうございました。
そして2019年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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演劇ムーブメントえみてん2018年公演「うそつき」を終えて

演劇ムーブメントえみてん2018年公演「うそつき」の
全公演が終了しました。所属している劇団と違って、
自分達が主導で動かす公演って、本当に大変なんだなぁ
というのを痛感しました。
その分、好きなようにできるから、また楽しさの質は
違うんだけれど。何をとるか、なのかもしれないですね。

さて、公演が終わって、事務作業とか片付けとか諸々
残っているわけですが、どこかで区切りをつけないと
いけないわけで。

メモがてらに、お芝居、役作り、演出的なことを
中心に書き留めておこうと思います。

いつもの調子で書いていくと思うのですが、
多分、演劇を内側から見たことがない方、
お芝居をやったことが無い方にはさっぱり意味が
わからない、という部分も出てくると思います。
わからなくても、何となくこのふたりが頑張ったん
だなぁというのだけ汲み取っていただければいいんじゃ
ないかと思います。

一応気になったアンケートとか、そういうのにも
何となく答えがでるようなことも盛り込んでいくと
思うので、その辺りのことは察していただければ幸いです。

割と劇団フロンティアの、自分が出ている公演でも
厳しめに書くこともあるのですが、えみてんは
それ以上に多分特別な感じがあるので、他に比べたら
ぬるい部分も結構あると思います。ピンポイントで
厳しい部分もあるかもしれないけど。
えみてんはできれば続いて欲しいし、続けるために
気を遣う所も沢山あるので、その点は汲み取って見逃して
いただけたら嬉しいです。(フロンティアはね、あんまり
気を遣ってないからね。笑)


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演劇ムーブメントえみてん | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |


よく読まれてます☆ どうでもいいことから壮大なことまで答えてます。











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