芝居を手にした黄兎の日々

芝居を再び手にした私が繰り広げる、やや外れた日々。
でも、きっと面白い日々に違いない。
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愛がなければ視えない

芝居をしながら、楽しいと感じている役者を見るのはとても嬉しい。

芝居の面白さがわからなくて、何を楽しく感じればいいのか、
という空気から、少しずつ自分のできることが増えていって、
それを面白がれるようになっていく。
そんな風に役者が変わっていくのを見るのは凄く気持ちいいです。
誰かをネタにして面白い、ネタで笑わす、っていう以外のことで
面白みを感じられるっていうのは芝居を本当に楽しんでるな
っていう感じがします。

相変わらず、どうやって伝えたら良いのか、私が芝居で引っ張っていく
というのはどういうことか、そんなことで悩んでばっかりいるけれど。
実際相手と動いてみて、一つずつクリアにしていくのが一番いい。
自分だけで芝居をしてるなぁと感じることも沢山あるけれど、
すこしずつそういう空気も馴染んできてる。
もっと私が話を聞いて、セリフを受けて感じることを増やすことでも、
相手との距離を埋められるはず。

なかなか自分達で考えて、それを見てもらって納得させられることは
少ないけど、ようやくそれができるような所まできていて、
これからが面白いところだと思う。
そのお陰か、相手も自主練の提案をしてきてくれたので、よかった。
やっぱり、「もっとやりたい」と思うような稽古をしていきたいと思うのだ。
アマチュアで、趣味で、でもお客さんに観てもらう。
自主的に稽古をしたいと思うような姿勢で芝居をするのが一番だと思う。
そういう教え方なり、演出なりをしなければ、役者もなかなかアマチュアの
環境ではやっていけないと思う。同じ目的を持ったもの同士じゃなくて、
それぞれに、それぞれの形で芝居を楽しみたいと思っているから。
趣味の芝居で苦しいことなんて、そんなにしなくていいじゃないか。

「そんなに自ら苦しい道を進まなくていいと思うんだけどな。」
と、役者をやっている人同士が言っていたなぁ、そういえば。

演出をやる人も、愛がある演出家さんって本当に多かったと思う。
何これ?イジメ?(笑)っていう演出家さんもいたけど。
大抵そういう時は芝居が嫌いになりそうなときでした(笑)

役者を目指してる人たちが芝居を作るとき、演出家さんは、
自分のやりたい芝居の形と、役者にこうなってもらいたいという希望の形と、
演出家さんって、そういうところで悩んだりもするのだろうけど。
(プロの演出家がプロの役者に演出をするときはそうではないと思うけど)
でも、そこで自分のやりたい芝居の形を演出さんは取っていたと思う。
結果的に役者を人形のように動かして芝居を作ることになったとしても、
そういう決断を取れる演出家というのは凄いと思うし、
それだけのイメージで舞台を実現化できる力があるというのが尊敬する。

役者を演出の指示通りに動かすのって、さほど重要じゃないんじゃ
ないかなぁって思う。
キャラメルボックスの成井さんも、最初にミザンスを全部つけて役者が
その動きに感情を埋めていくということをするというのは割と
有名な話だと思うし、私が出会った演出家さんたちも、最初にミザンス
(役者がどう動くかという段取り)をつけてしまう人が多かったと思う。
役者に少しの猶予をくれる演出家さんもいたけど、どうしようもなくなったら、
解答を教えてくれる。
なぜそう動くのか、こう動けば感情はこう表現される…。
そういう一つ一つが凄く勉強になった。
自分の演出というイメージを使って、私たちに学ばせてくれるという。

役者が自分で考えて動けないのは、悪いことじゃないと思う。
それで役者の仕事をしていないという人もいるけど、それはきっと
感情を探し当てられる、そして表現できる役者さんばかりが
周りにいたからだと思う。
いっぱい演出を受けて、自分の中で表現の方法を蓄積できるからそれを使える。
だから、動けない役者さんがいたら、いっぱい表現の方法を教えてあげて欲しい。
一人で出来るのは、役者さんのことだからいつになるかはわからないけど。

5年で出来る人もいれば、10年かかっても出来ない人もいる。
そんな言葉を何回も聞いてきた。
あぁ、私はたまたま、運が良かったんだと思う。
引き出しに色々なものを詰め込んでくれた演出家さんに囲まれていたから。
そして、どれだけ拙い表現でも、それを汲み取ってくれて、形にする方法を
教えてくれた。
「やりたいことはわかる。それだったらこうすればいい。」
そんな言葉を何回も聞いた。

愛がなければ視えない。

どんなに細かいニュアンスも、
私がやりたいことも、
私ができないことも、
全部愛で視えていたんでしょうか。

私もいっぱい視ることができるようになるでしょうか。

JUGEMテーマ:演劇・舞台


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