芝居を手にした黄兎の日々

芝居を再び手にした私が繰り広げる、やや外れた日々。
でも、きっと面白い日々に違いない。
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【舞台】命ギガ長ス

富山に松尾スズキが来る....マジか...。
と思ってチケットをとりました(笑)

富山での松尾スズキの知名度ってどのくらいか
わからなくて、チケット発売2日後くらいでも
だいじょうぶやろ、と思ったのですが、
その時点で2日目のマチネは残り1枚、
1日目も残りわずかという状態。凄い。
地元にそんなにいるのかー...という気持ちでした。

全席指定でもおかしくないのに、全席自由。
ここが「演劇部」というコンセプトにも
繋がるのでしょうか。緩い感じがありますが、
開場前に並んだ列はガチでした(笑)

開場10分前くらいにホール前に到着しましたが、
列はかなり長く、多分ほぼ最後くらいの入場だった
のではないでしょうか。女性率が多分8割。
普段地元のアマチュア演劇なんて見ないだろうな、
という層でした。演劇も好きそうな雰囲気は
あるけれど、絶対的に違うものを求めている層
だなぁと思いました。もしかしたら、作品によっては
この方々もアマ劇観に来てくれたらいいなぁなんて
淡く思ってしまいました。
(まぁ、そうじゃないんだろうけど)


東京成人演劇部 vol.1
「命ギガ長ス」
作・演出 松尾スズキ

2019年7月24日(水)19:00開演
at オーバードホール特設劇場
中央後方より観劇


http://matsuo-suzuki.com/




いつもは中央席って座らないんだけど、せっかく
なので中央から見ました。しかし...椅子が互い違いに
なっていなかったので、めっちゃ観にくかったなぁ...。
目の前背が高い人だと全然見えないんだよね...。
こういう細かい部分お願いだから改善してほしい、
オーバードさん...。

舞台は最高に面白かったです。
大人の、成人演劇部というコンセプトがとても
感じられました。私もこれくらい力が抜けている
作品やってみたい。
力が抜けているといっても、手抜きというわけでは
なくて、特に松尾さんの力の抜けているお芝居が
とても良かったです。抜けているのにしっかり届く。
固いお芝居をやっているのに抜けている。
このバランス感覚が気持ち良かったです。

客席も結構笑っていて、良い雰囲気だったのですが、
私は全然心から笑えなかったです。もちろん
いい意味でです。
目の前で起こっていることは面白いことなんだけど、
その行動をとっているこの人たちがとても哀れで、
現代を生きる人たちで、もう見ている人たちには
どうしようもできないところで生きている。
それが見えてくると全然笑えて来なかったです。
この感覚は面白いなと思いました。

私たちくらいの、ネットに染まった、SNSを使う
人たちであれば、それはパクツイであったり、
モラルに反したことをアップしてビューをかせぐで
あったり、そういった承認欲求的なことになると
思うのです。そして、それはSNSで見えている部分で、
そのツールの世界で生きている人たちが行っている
こと。

じゃあ、そうじゃない、SNS世界で生きていない人は
どうなのかといったら、この作品のように、同じ
ことが違う形で行われている。
パチンコとアル中の親子は自分たちの承認欲求を
満たすように、取材のための依存症を作り上げていく。
それが私にはSNSで行われている承認欲求の形と
同じように見えました。世界が違うだけで同じことが
起こっている。
定年を過ぎたおじ様たちが、小説の新人賞に、
ラノベのような設定で自分が理想とする環境の小説を
応募するかのような。あるいは、新聞の投稿欄や
テレビの投稿に応募するかのような。
私が知らないだけで、色んな世代で同じことが
起こっている。

依存症親子の演出を知った、ドキュメンタリーを
取っている女子大生は、じゃあどうするか。
本当の、本物のドキュメントとは何かを問われ、
そして出した答えもまた、自分を削ることでしか
見つけられなかったという人間っぽさがとても
いい感じに思えました。
あの妊娠検査薬のシーン、どんな風な演出だったのか
後から考えると、凄い、あんなふうに、期待させて
おいて、本当に反応が無かったかのようにできる
お芝居、凄い。一瞬ね、ウソっぽい雰囲気も感じる
んだけど、その後の芝居で、「違う」って念を押す
ような雰囲気のお芝居なんですよね。
そこで、「あ、本当なんだ」って思わされる。
でも実際は嘘で、真実を告げた瞬間をカメラにおさめる
んだけど、そのシーンを見た後に思うと、あぁ、
あそこでそういう芝居(演出)してるんだってわかる。
これ本当に演出も役者さんも凄いんだなぁって思いました。

好きだったのは、最後のキャストとスタッフの紙!(笑)
ああいうところが遊び心が凄くあって、演劇部って
感じがしてとても好きでした。しかも、それを安っぽく
しないようにできるというのが凄い。楽しかったです。


本当に富山でこの作品が見られて得しました!
呼んでくださったオーバードのプロデューサーさん、
スタッフさん、ありがとうございました!
次は是非、根本宗子さんの舞台を観たいので呼んで
欲しいです!よろしくお願いします!!
子供鉅人さんの「真夜中の虹」はとても良いので
富山の方にも観て欲しいし、劇団チョコレート
ケーキさんは生で観たいので何卒お願いしたいです。
関東遠征して見るときは観ますが、やはり資金的な
ごにょごにょもありますので、ぜひ地元で
観たいんです!!(アンケートにも書いてきたよ)


次は11月にアレを見るのにチケットとりました。
色々小劇場系のお芝居が地元で観れたら嬉しいですよね。
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