芝居を手にした黄兎の日々

芝居を再び手にした私が繰り広げる、やや外れた日々。
でも、きっと面白い日々に違いない。
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「みんなの宅配便」打ち上げ感想文



ずっと終わらないでほしいと思っていた稽古と公演が
終わってしまいました。
喪失感凄いだろうな、と思っていたけれど、それ以上に
わたしが思ってなかったことが起きて、また、
面白くなりそうな気がしています。
それをやろうとすると、とてつもなく気が遠くなる
というか、わたし大丈夫なんだろうか(笑)
と思っているのですが。

ま、何とかなるよね、きっと。


さて、今日は、私がフロンティアの打ち上げの席で
読み上げた文章を公開します。
フロンティアは、打ち上げの席で、反省というか、
感想を話すのが恒例となっています。

大抵、私が公演や稽古に対して怒って、文句を言って
終わることが多いのですが、今回は自分が企画した、
ということもあるし、とても稽古場の雰囲気が良かったので、
最後はみんなに感謝とか、よかったこととか、頑張ったことを
伝えなきゃと思っていました。
頑張った人には褒め言葉を、
本当にお世話になった人には感謝を、
というのが私のモットーです。
逆に言えば、本当に頑張った人とお世話になったと思った
人以外にはそういうことは伝えません。

これは最初から公開することを視野に入れて書きました。
ブログに書いていることも、実際に話すことも、
あまり変わりません。
それだけ私はこのブログを信頼しているし、
このブログを書く時は、嘘をつきたくないって、
ブログを始めたときからずっと思って書いているからです。

内輪向けなので面白くはないと思いますので、
読みたい人だけ読んでください。
泣くまい、と思っていたのに読みながら泣いてしまった
私は本当に意思が弱いです。(笑)

ちなみに、今回はお願いして一番最初に感想を
言わせてもらいました。一番最初に言っておくことで、
きっと見えるものがあると思っていたし、
これを踏まえて、これを受け止めてどう話すかというのが
私にとっては大事だと思ったからです。
人それぞれで、本当に面白かった、というか、わかったことが
やっぱりありました。うん。
これだけ明確に言葉にしても、伝わらないことも、
分かり合えないこともあるんだなって、凄く残念な気持ちに
なったのは本当です。
でも、それでも、私はここでもうちょっと頑張ってみよう
って思います。

では、前置きがすでに長いですが、本編はもっと長いです。
メンバーの中で、公開されて嫌だって思う人が居たら
ごめんなさい。


それでもよければ「続きを読む」からどうぞ。



多分、この場にいる私はうまく言葉にできないことが
沢山あると思うので、前々から書き留めていたことを
読ませていただきます。

まずは公演に関わって下さったすべてのみなさま、
ありがとうございました。企画を立ち上げた時から
参加してくれたメンバーには、本当に感謝しています。

最初にこの企画を思ったのは、単純に他の劇団が
羨ましいと思ったからです。若手だけで公演をしたり、
今まで演出をしなかった人が演出をしたり、そういう
ことができる劇団というのが、単純に羨ましかったからです。
基本的に、私は自分がやりたいと思ったことは
自分で完結できること以外はやらないようにしています。
どうしても私の熱量と他の人の熱量の差が生まれて、
巻き込んだ人を不幸にしてしまうと思っているからです。

だから、この企画も最初は迷っていたけれど、
てらしーがやってもいい、という風に言ってくれて、
今回はわがままを言わせてもらおうと思いました。

他の劇団が羨ましい、ということと同じくらい、
ベテラン勢が抜けてしまって、本当に私たちだけで
公演が打てるのか、という思いも強くありました。
こういうことをやりたいという思いに対して、
サポートや宣伝、制作はできるけれど、本当に
私たちだけで運営していけるのか、今までのフロンティアの
レベルを保った作品を作れるのか。
今のうちに私たちだけで公演が打てること、
そして、私たちだけでもお粗末な物にはならないこと
というのを証明したいなと思っていました。

結果はみなさんが感じた通りだと思いますが、ここまで、今いる
メンバーで公演を形にできたことは事実だと思っています。
そして、これから10年先、きっとフロンティアが
続いているとしたら、このメンバーが劇団フロンティアに
なっているんだと思います。

そんな公演を外から見てくれていたベテラン勢のみなさん、
ありがとうございました。沢山言いたいことはきっと
あるだろうと思いますが、この作品を私たちの
作品にさせてもらえて感謝しています。
ありがとうございました。

「何かを伝えようとしないこと」私の好きな劇作で演出家さんの
言葉で、私が面白いと思うものや東京などで支持されている作品は
そんな何かを伝えようとしない作品ではないと思っています。
あるがままを描き、受け手側が感じたものがその作品であり、
その人の持っている思いや問題なんじゃないかと思っています。
だから、もしこの作品をみて、何かを思ったり、感じたり、
やっぱりもっとこうあるべきだ、これが足りなかった、
というような思いがあるならば、私はそれを、ベテラン勢が作る
演劇の中で見てみたいと思うし、その作品を作る中で、
私も舞台に立てるのなら立ってみたい。

ようやくいろんな人の力をかりて、ここまで芝居が
できるようになりました。もっと違う景色が見られるほど
上手くなるかはわからないけど、その可能性が少しでも
あるのならば、まだ舞台に立たなければならないなと思っています。
そして、ベテラン勢や、他の県内の劇団のみんなが、
私たち若い世代に負けていられない、
この世代にできないものをつくりたい、そう思わせることも私たちの
演劇がここにある意味の一つだと思っています。
次の作品をやりたい、そんな気持ちが沸き上がってきて
いたのなら、ひとつ、やった意味はあったのかなと思います。

フクイさん
最初に私たちに希望をくれたのはフクイさんでした。
忙しい中、観に来てくれて、励ましてくれる感想を言ってくれて、
本当にありがとうございました。あの頃の私たちは本当に
心が折れそうな中で稽古をしていて、フクイさんが来てくれて
ポジティブな感想をくれて本当に感謝しています。
この後稽古場がいい雰囲気になっていったのは、きっと
フクイさんのポジティブさがあったからだと思います。

幸雄さん
舞台セットのイメージをなかなか伝えられなくてごめんなさい。
私やてらしーが見ている、知っている、そんな景色をなかなか
伝えることができなくてごめんなさい。
人に伝える、伝わるものを作っているはずなのに、一緒に
スタッフをやってくれている人に伝えられなかった、
伝える技術が足りなかったのは反省しています。
時間を言い訳にすることはいくらでもできるけれど、
私が足りなかった、ただただそれだけです。
それでもわがままを聞いてくれて、本当にありがとう
ございました。

鮫澤さん
細かい照明の気配りを本当にありがとうございました。
光の当たる、当たらないを細かく気にされていて、
鮫澤さんは舞台の上に立つ人をとても丁寧に扱ってくれる
人なんだなと思いました。納得いくものがつくりたい、
それだけだったのかもしれませんが、そう思ってもらえる
作品になってたんだろう、と感じて、それが私たちの自信になったのは
間違いないと思います。2人とも舞台に立っていると
気が付かないことに気が付かせてもらって、ありがとうございました。

能登くん
今回は本当に難しいことに挑戦してて、頑張ったと思います。
できるかできないかわからないことに挑戦する、まさに
実験リーグを一番体現していたのは能登君たったと思います。
できること、できないこと、やりたいこと、やれないこと。
今度は自分の中で整理して、自分で切り分けをして、
また作品に力を貸して下さい。待っているだけじゃなくて、
自分からこうしたらいいんじゃないかと提案するようになってから
面白くなってきたんじゃないかと思っています。
最後まで謎の音切れと戦ってくれてありがとう。

潤子さん
忙しい所に、色々と私の理想を押し付けてしまって
すみませんでした。正直結構あきらめてしまったところもあって、
申し訳なかったなと思いましたが、潤子さんの渾身の
「油」の小道具は本当に凄い底力を見せてもらったなと
思いました。気持ちだけでは伝わらないけれど、形にすれば
そのすごさは伝わる。キレイな台所も、受付も、潤子さんの
思いが表れていました。それを見せてもらえて嬉しかったです。

岸本さん
本当に岸本さんは役者の時もスタッフの時も一番楽しんで
やってくれて、フロンティアの中で一番演劇を好きなのは
岸本さんだなっていつも思います。今回も衣装から舞台セットの
フォローからヘアメイクまでありがとうございました。
スタッフさんをきちんと楽しめる人は、役者としてもすごく
いい素質を持っていると思うし、フロンティアだけじゃなくて、
ちゃんと演劇が好きな人なんだって思います。
岸本さんが好きな演劇をわたしももっと応援できるように、
今度は私が何ができるか考えなければって思います。

綾香ちゃん
今回は非常に面倒な仕事ばかりを投げてしまいました。
けれども、綾香ちゃんのやりとおせる力で最後まで
やってもらえて、本当によかったです。ありがとうございました。
本当は、血糊のギミックみたいな、そういう面白さや
トライアンドエラーがすぐできるようなものを任せた方が
綾香ちゃんには面白かったり、向いていたりしたのかなと
思ったりもしました。そういうものをあまり回せなくて
申し訳なかったり、細かく指示をしたりフォローをしたり
しなければならない事がきっともっとあっただろうなと
ずっと思っています。それでも最後までやりきってくれて
本当にありがとうございました。

さやかさん
素敵な写真を沢山沢山、ありがとうございました。
チラシの写真も、パンフレットの写真も、わたしの曖昧な
イメージを形にしてくださってありがとうございました。
本当は毎日でもとってくれた写真をアップしてみんなに
観てもらいたかったです。
さやかさんの写真を生かせるような広報や文章をつくるには
まだまだ私の力が足りないと思わされました。
これから舞台写真を楽しみにしてくれているお客さんも沢山
いるので、もっと「いいね」とか「すごいね」って言って
貰えるような広報をがんばります。


直美さん
直美さんには多分一番嫌な思いをさせたんじゃないかと
思います。何発か叩かれても何も言えませんので、その時は
シアターの裏手にでも呼び出して下さい。
演劇を嫌いになってもおかしくないのに、最後まで変わらず
サポートしてくれて、本当にありがとうございました。
甘えてしまったところも沢山あったけど、直美さんのお蔭で、
稽古から、一切手を抜くことなく作品と向かい合うことが
できたと思います。本当に来てくれて、居てくれてありがとう
ございました。もしよかったら、また一緒に舞台を作ってください。

てらしー
本当に最後まで諦めないでくれてありがとう。
何回言っても足りません。
フロンティアに入った時に、もう私は今以上に上手くなることも、
上手くなることを求められることも無くなるんだなぁと思って
諦めていました。でも、最後まで諦めないで見てくれて
本当にありがとう。そのお蔭で、今まで見られなかった景色を
見ることができたし、私が行き着く先はどこなのかっていうのも
何となく光が見えたような気がしています。
迷ってばっかりいて、面倒をかけたし、頼りすぎたりしたけど、
私がひとりで決めなければいけないことや、見つけなければ
いけないところは絶対に助けない。本当にどこまでも優しいなと
思いました。
てらしーの周りには沢山役者さんの知り合いがいて、
てらしーと一緒に芝居をしたい人がいて、これから知らない
役者さんともっともっと知り合っていくんだろうなぁって思います。
その中で、何か面白い事をしたいとき、役者が必要になった時、
ちゃんと声をかけてもらえる役者として私は舞台に立ち続けていたい。
私なら、面白いものを持ってきてくれる、面白いものを提案できる、
そんな企画者でいたい。そう思う。
大変なこともいっぱいあったけど、楽しい事、面白い事、嬉しい事の
方がもっといっぱいあった。本当に今回の座組はいいメンバーで
舞台を作ることができました。本当にありがとう。
お客さんにも、役者仲間にも、沢山褒めてもらったけど、
私が褒めてもらったことは、全部てらしーへの褒め言葉だと思ってます。
私の力じゃなくて、てらしーのお蔭だって思ってます。
本当に最後までありがとう。


「くよくよ考えるな!行動を起こせ!その一歩が新しいメニューをつくる!」
「まずいうどんは誰のせいでもないお前のせいだ。」
本当にこの作品は私の応援でもありました。
演劇が、舞台が、役者が、スタッフが楽しくない、面白くないのは
誰のせいでもない、自分のせいだ。
てらしーの台詞を聞く度に、わたしはちゃんと舞台に立とう、
演劇をしようって思わされました。

本当に最後まで、みなさん、ありがとうございました。

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