芝居を手にした黄兎の日々

芝居を再び手にした私が繰り広げる、やや外れた日々。
でも、きっと面白い日々に違いない。
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演じるキャラクターを考える

次回公演の稽古もそこそこ進んで、今月下旬からは、
半立ち稽古に入ります。台本を持ちながらの稽古ですね。
速い人はもうセリフを憶えてしまっているようで、
気合が感じられて物凄く刺激になります。

今度の役は、なんか今まであったような、なかったような、
そんな役です。こういう「演じ方」は多分今までしたことが
あるんじゃないかと思っているのですが、こんなキャラに
当たるのは意外と初めてかもしれません。

キャラクターの探り方は人それぞれですが、台本を読んで
まず自分の役がどんな性格なのかとか、考え方をしているのか、
育ち、暮らしぶり、その世界観での役割、
ちょっとメタ的ですが、その作品の中での役割・・・
そんなことを探っていくのではないかと思います。
少なくとも私はそんな感じです。

大体最初は、「初めて読んだ時のイメージ」を大事にして
読んでいきます。大抵自分の最初のイメージと言うのが
合っていることが多いです。
お客さんが持つイメージ、想像しやすいイメージ、
100人いたら半分くらいが思ってくれるようなイメージ、
を目指す、というような感じでしょうか。
ここで難しいのは、演劇を見に来てくれるお客さんが持つ
一般的なイメージを自分ももてるかどうか、です。

意外と個性的にしようとか、台本からの情報を無視して
自分のイメージだけでやってやろう、とすると
お客さんの持つイメージとかけ離れていたり、見ている人が
許容できないキャラクターになってしまったりします。
いい意味で見ている人の想像力は裏切りたいけれど、
とんちんかんな方向に走ってしまうと見ている人に
愛されないキャラになってしまったり、それって
演者・役者の○○さんそのものだよね、ってことに
なることもあるはずです。

個人的に、こういう作品や世界観を捉えていないような
キャラクター創りをしてくる人にはいい印象がありません。
演劇は団体競技だと思っているので、皆で共有している
世界観に個人的なものを持ち込まれると世界観が壊れる、
と思ってしまいます。作品全体を考えて取り組むって
難しいのかもしれませんが・・・。


そんなわけで、本読みをしながらキャラを考えていた
わけですが、今回は微妙に難航しました(笑)
自分が思っていたよりも演出さんのイメージのほうが
「イイ」キャラだった、という感じでしょうか(笑)
女が考える女像って怖いですね(笑)

何とか前々回の稽古くらいでキャラの方向性はOKを
貰ったわけですが、久しぶりにそのキャラが出てくるまで
1週間くらいずっと考え込んでました。
出てきたときはするっと出てきて自分でも納得できる
瞬間があったので、考え続けてよかったなと思います。
何も出てこなかったらどうしようかと思いました・・・。

今回はデフォルメっぽい感じで作っていっているので、
「うわっ、なにこれ、こんな演じ方するんだ」
って思われるかもしれませんが、面白いと思いますので
その辺りも見ていただければ嬉しいです。

久しぶりにこんな演じ方をするので自分的には
「これはそろそろ無理があるんじゃないか(笑)」
って思ってますが、そこが気にならないくらい
作りこめればいいなぁと思っています。


この辺りの稽古で、キャラクターの作り方について
改めて学ばせてもらったなぁということで、結構自分では
勉強させてもらいました。
あと、キャラクターはやっぱり台本を読んでいないと、
そのキャラクターがこの行動をするのが
「あり」か「なし」かってことが見えてこないと思いました。

稽古をしていく中で、「ここを面白くして」とか
「面白い感じで作ってみて」という風に言われることが
あるときがあるかと思います。
その時に、ただ面白い事をすればいいか、と言われれば
そうじゃないと思っています。
そのキャラクターの生き方、行動、立場、時代背景、それらを
考慮したうえで、この人がとったら面白いと思う行動や
感情を探っていくというのが必要だと思いました。
そうでなければ役が成立しないと思うし、ただ役者として
面白い事をした、に過ぎないのではないかと思います。

「面白く」という言葉を勘違いして作ってくる人も
結構いるんじゃないかなぁと思います。
突飛な行動をするのが面白い、
人が笑えば面白いことになる。
そんなところを選ぶ人がいるんじゃないかと思うのです。

でも面白いって笑うことだけじゃないと思うのですよね。
怖い思いをしたけれど面白かったとか、
心が震えるほど面白かったとか。
個人的に、自分が想像しないような、考え付かないような、
自分の期待をいい意味で裏切られるようなことが起こることが
面白いことだと思っています。
日常ならそれでいいと思うけれど、演劇の中での面白いを
成立させるには、やっぱりキャラクターや作品を成立させた
上での面白さが必要なんじゃないかなと思います。

そのためにはやっぱり台本が読めないとダメだよね・・・と
しみじみ思いました。内容的にも、感情的にも、構成的にも、
色んな角度で読めないと見えてこないよな・・・と。

1回の、2時間程度の稽古だけれども、思うことも感じることも
考えることもいっぱいあって、前回の稽古は内容が良かったなと
思いました。こういうのがあると稽古した!行ってよかった!
って思えていいですよね(笑)

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