芝居を手にした黄兎の日々

芝居を再び手にした私が繰り広げる、やや外れた日々。
でも、きっと面白い日々に違いない。
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【舞台】 ベッキーの憂鬱

今年、2014年の観劇初めは富山大学の劇団ふだいさんの
この作品になりました。
年をまたいで、帰省などもあったスケジュールだと
思うのですが、最後まで走りきっていた公演だったな!
と思います。


「ベッキーの憂鬱」
作 池亀三太(ぬいぐるみハンター)
演出 裏 路地彦

2014年1月19日(日)13:00開演
at 小劇場オルビス
上手側最後尾列より観劇


大学演劇は久しぶりの観劇でした。
私は大学演劇からスタートしたので、
何というか、懐かしいというかここから始まった、というか
そんな色んな気持ちになりますね。
高校演劇と大学演劇って個人的には全然別物だと思っていて、
勝つための演劇からどうシフトしていくか、みたいなものが
あると思っています。実際、大学時代にはそういう話を
先輩や同期と沢山していたし、後輩の高校演劇出身の子には、
高校演劇でこだわらない部分にどう価値を見出していくか、
みたいに沢山話をしていた気がします。
特に大学では無料で公演をやっていたので、「チケット代」
というものと自分たちの作品の出来栄えを等価交換するという
考え方にならなかったのですよね。

ふだいさんはきちんとチケット代を少ないながらもとっているし、
チケット代分の価値をだそう、という意識が少なからず
あるんじゃないかと思っています。
うん、今回500円のチケット代じゃあ安いかな、っていう
作品だったな〜と思っています。

そんな「ベッキーの憂鬱」ですが、若手劇団として力のある
ぬいぐるみハンターさんの作品です。しかも2013年8月に
上演されたばかりの作品です。凄いね〜。こういうアンテナが
あるってことがすごくいいな〜と思いました。
実際に観劇してその場の受付物販なんかで台本を買ったのかな?
という感じがします。
私もここの劇団は気になっていたので、今回ふだいさんで観れて
ラッキーという感じでした(笑)ぬいぐるみハンターは
下北沢、王子小劇場辺りで公演をされているのですが、
私は王子小劇場で公演をしている劇団は面白い、という変な
感覚があるので、これはきっと面白いぞ、と思って
楽しみにしておりました。

とても大学生が演じて、大学生が観る、というところに
マッチした作品だったなと思います。観にきた若い人たちも
きっと面白かったと思います。私も凄く面白かったです。

余りあるパワーを外に放出する、これが私は大学演劇には
絶対必要だよね!むしろこれがないと意味ないよね!
これが「醍醐味」だよね!!みたいに思っているので、
まさに大学生らしい感性とパワーがあったなぁと思います。
これを観に来るだけでも十分だったと思います。
面白かったな〜。

全体的に役者さんの力量が揃っていて、とても観やすかったです。
飛びぬけて上手い人、下手な人がいると違和感があったり
するのですが、そういうのがなくて、ムラのない感じが
とてもよかったです。
役者さん一人一人も凄く考えているんだろうな〜っていうのと、
物凄く練習してるっていうのがわかるし、何よりも
やっている本人たちが楽しんでいる、というのが素敵だなぁと
思いました。観に行って面白かった!と素直に思える公演
だったと思います!


さてはて、最近こんな感じで褒め出し中心のブログを書いて
いると、「最近えらくソフトな感想が多いじゃない?」
みたいに言われることが出てきました。

いや!そんなことないですよ!
きっとそれは多分あれです、昔よりは演劇をきちんと自分の
ものさしで観る事ができるようになってきたのと、
言葉を沢山使えるようになったんだと思います!

そんなわけで、ここからはいつものような感想戦へ
移りたいと思います。
「あー良かった。」って思える所で留めておきたい方は
ここらへんでテレビのチャンネルを変えるがのごとく、
ブラウザを閉じることをお勧めいたします。

もしここより先へ進む、という方はご自身の判断で
閲覧いただければと思います。
ここまでは単純にお客さんとして、ここから先は
演劇に関わっているモノとして、です。

別にここから先はなくてもいいかな、って思う時も
あるのですが、私の学生時代、やっぱりきちんと
アンケートとか打ち上げの席でダメだしを沢山して
くれる先輩がいたのですね。そこまできちんと
観てくれることが嬉しかったし、やっぱりそういう
先輩に褒めてもらいたかったし、そういう変なところに
愛を感じずにはいられなかったのです。
だからといってはなんですが、そういうわけで、
誰か一人くらい、忌憚無い感想を言ってくれても
いいじゃないか、褒められるだけじゃ不安、っていう
人のためになればいいなと思って書いています。

できるだけ覚えている範囲で、各役者さん一人ずつにも
何か書ければと思っています。やっぱり個別に感想
もらうと嬉しいよね。そして、そういう感想のために
舞台を選んでいる、というのでもいいよね、と思うのです。


それではよければ「続きを読む」からどうぞ。
めちゃくちゃ長くなりそうな予感。


■「面白かった」に込めたこと

アンケートも書かせていただいたのですが、全体的な
ことについてだけ大まかににしました。
やっぱり観終わった後すぐって時間もないし、自分が
的確な言葉を選べる自信もそんなにないなぁ、という
感じです。

なので、書いたことを中心に、細かく思ったことを
つらつらと書いていこうと思います。

観ている最中からも、
「あぁ、これは台本が凄く面白いなぁ」
というのはずっと思っていました。
面白いな、だけでは不足かもしれないですね。
「上手いなぁ」の方が近いかもしれない。

そう、面白くて上手いのです。
台本の言葉と展開の引っ張り方が面白い。
だから、演じている側もきっと気持ちいいと思うし、
面白いと思います、個人的に。
そして台本通りに言葉をしゃべっていけばいい。
台本に結構引っ張られているというか、台本の力は
凄いなぁと思いました。

演じている側ではなく、台本ばかりのことを思って
しまうのは、役者の感情を追うのではなく、
話の内容を追ってしまっていたからだと思います。

観ている側は、追うものがないと話、ストーリーを
追ってしまう。だからそうならないようにすること。


これは私が以前演出してもらった演出家さんから
聞かされたことです。
話を、ストーリーを伝えたいのなら台本を渡して
読んでもらうのが一番です。自分の脳内で、自分が
面白いと思ったように間とテンポをとって、
キャラクターを思い描いていけばいいのです。

じゃあ、それじゃない部分を伝えようとしていたら?

キャラの感情の流れや変化、思い、そういったものを
伝えようと思っていたのだったら、ちょっと今回は
大味だったなぁと思います。
全員で、とにかくベッキーのことを、と思って、
一丸となっていく、っていう思いを出すんだったら、
伝わっていたんじゃないかなーと思います。
あとは元気とか、エネルギーとか、パワーとか。
そういったものは凄く観ている方に伝わったし、観て
元気をもらって帰れたと思います。

全体的には、もうちょっと緩める部分がほしかったな
と思います。
スピード感、テンポが速い、そういったものを感じる時、
ずっと同じスピードで動いていたら、見ている方は
それに慣れてしまう。それが当たり前だと思ってしまう。
だから、比較するために、速いと感じさせるために、
ゆっくりとしたところを入れる。
そうすれば、ゆっくりしたシーンから速いシーンに
移ると、すごくテンポが加速したように見える。

個人的には、町田とアッコのビンタのシーンの出だし
くらいのところ、相模と大野の漫才をやることになる、
コンビ結成のシーンは間を使った、ゆっくりした部分を
使ったシーンにして欲しかったなぁと思いました。

相模と大野の漫才をやることになるシーン。
これは物凄い個人的ですが、演出されたニュアンスじゃ
なくて、もっと・・・ちょっと笑いながら言うような、
そっちのニュアンスがよかったなーと思いました。
気まずかったけれど、相模の勇気で漫才の掛け合いを
切り出して、それに返して。そういったときの感情が
今の演出のものでないのがよかったなーと思いました。
ここ残念。



■フラットな舞台は難しい

この公演では、舞台がフラット(何も置いていない素舞台)
でした。教室背景のパネル、黒板などはありましたけど。

すっごく違和感がありながらみていました。
ダンスが間に入るからだろうな〜、というのは思って
いたのですが、結局最後の演出のためだったのかー、
というちょっと複雑な気持ちです。

本家、ぬいぐるみハンターのブログにある写真を
ちょこっとみると、舞台セットの背景に倒れているパネル
見たいなものが見えるので、本家演出のリスペクトかな、
とも思います。(ちがってたらごめんね)
それにしても、高低差を使わない舞台というのは、
役者さんにそれなりの力量がないと難しいんだな〜
と思いました。

平台1つでも、箱馬を並べたものでも、少し高く
なっているところがあれば、上から見下ろすとか、
違ったアクションとアプローチができると思います。
せめて、黒板の前は一段高くなっていたら随分
違っただろうな〜とか、手持ちの座席も、面白いけど、
据え置きでいくつか机や椅子や何かがあったら、
役者さんももうちょっと違った表現ができただろうし、
演出も違ったつけ方ができただろうな〜と思います。

手持ちの座席もいいアイディアだな〜と思いました。
それぞれのキャラのこだわりもあったし。
その配置の仕方でもうちょっとクラス全体のまとまり方を
表現できたらわかりやすかったかな〜と思います。

最初は2列だけれど、気持ちがバラバラになって
行くところでは、グループごとに固まっているとか、
面白いことがあったら、椅子ごと移動して寄る、とか。

最初の2列の段階で、見ている方は、
「教室の座席を模しているのかな」という風に
思ってくれると思うので、それだけで終わらない
演出だったらよかったかな〜と思います。
どうしても椅子が低くて、役者さんの表情も
みえにくいし、後半の、居眠りのシーンも、面白いのに
全然見えなかったりしていました。
(後の方だったせいもあるけれど)
高低差がある舞台だったら、また違った配置にして、
魅せ方も面白いものになったかな〜と思います。


上手側から観ていたせいか、どうも全体的に
中央に寄っている感じがして、ごちゃごちゃしたところが
多くて見えにくかったな〜と思いました。
照明の当たり方の問題があるのかもしれないけれど、
上手く壁際とかエリアを意識して舞台を使って
ほしかったな〜と思いました。
生徒会長と対峙するシーンとか、近すぎ!近すぎ!
っていうところがいくつかありました。
もっと舞台は広いはずなのに、良くない意味で狭く
感じたのが勿体無かったなぁと思いました。



■言葉を使うこと

この作品は言葉で笑いを起こすところや、言葉自体によって
笑わせるところ、面白いと思わせることが随所に
ちりばめられていたな〜と思います。

そんな台本なのですが、噛んだり、声が割れて聞き取り
にくかったり、という所が結構あった気がします。
これは残念。
噛むのは後半特に集中力が切れたな〜っていうところで
バラバラとあったり。
声が割れるのは、感情をわあああああっと出したことに
声がついてこれていない。感情だけを出すだけで、
それを声に上手く連動させられていないな〜という
感じかな〜と思いました。
勢いは伝わるけど、どんな感情なのか、ニュアンスなのか、
そういったところが全部消えてしまっています。
だから何だか大味にしかわからない。

言葉を使う会話劇だったのかもしれないけれど、
言葉に頼りすぎて、仕草や動きや行動で表現することを
怠っているような、忘れているような感じもしたので、
言葉に頼りすぎず、きちんと感情やキャラクターを
動きや仕草で表現できればもっとよかったなと思いました。
本家ぬいぐるみハンターさんの芝居は観ていないけれど、
結構動きとかで表現しそうな気がしています。
そういうのがあると、フラットな舞台でもきちんと
魅せることができるのですよね。
言葉に身体がついていっていない、じゃなくなるというか。

でも凄いな、と思ったのは、声が!声の張りが違うのですよ。
訓練している、というのもあるのだろうけど、若さって
存在しているんだな、と。
だから聴いていて気持ちよかったです。

その声の張りとか、熱量とかがある分、何か物足りない、
というのが合ったのですが、音。
来て欲しいところで来て欲しい音がこないっていうのが
物足りなかったな〜と思いました。
幕間・転換の間音が無いので、見ているほうの切り替えが
ちょっと鈍かった気がします。

最後の方の、文化祭に向けて物をつくっているシーンも、
夜と朝がどんどん切り替わっていくんだけれども、
そこもあまり台詞がないので、作っている作業の間は
ガンガン音を鳴らして(音楽とか)、ベッキーの家の前の
シーンは一気に音量を下げて、またシーンが変わると
音量を上げる、っていうお決まりの演出でもよかったかな、
と思いました。熱量を後押しする音響の演出っていうは
大事だな、と思いました。
そのシーンは、照明の変化もわかりにくかったので、
もうちょっと工夫がほしかったです。

音をガンガンならしても、声は負けていないと思うので、
役者にだけ頼らない舞台の作り方、っていうアプローチも
ほしかったところ。



■役者さんそれぞれ、キャラクターそれぞれ

全体的な演出、気になったところは何となく書かせてもらった
ので、役者さん個別にできるだけ書こうと思います。
ああ、これは演出だな〜っていう部分も含めてになると
思うので、その点は演出さんですね(にっこり


町田/まっすぐなクセのあまりない感じがまとめ役、っていう
雰囲気にあっていてよかった。アッコとのビンタのシーンは、
学級委員とか、個人とかベッキーのためみたいな色んな思いを
ビンタに込めてほしかったし、その行為があって、混ぜこぜに
なった気持ちがあふれてアッコを抱きしめる、っていう行為に
つながって欲しかった。そこで、「one for all〜」って
言っている町田の本当の気持ち、内面っていうのが出れば
すごく魅力的なキャラになったと思う。

アッコ/おもらしシーンの(これだけ書くとめっちゃ語弊が
ありそうだけど)表現が良かった。あの辺りの空気の作り
方は4人で上手かったな〜と思った。その後の鶴川に対する
気持ちの変化もきちんと表現されていてよかった。
それと対比して町田への想いっていうところの一瞬の
違和感とか迷いとか、そういうものがあってビンタのシーンに
町田とは違った思いも含めてもっと突入できればさらに
よかったかなぁと思う。鶴川にしてもらったような
優しさとかを町田にも期待したと思うんだけれど、必ずしも
そうじゃなくて、でも違った内面のいいところ、好きな
ところを感じて町田に抱きしめられるっていう表現が
あればと思った。

このビンタのシーンは凄くいいシーンだと思ったので。
角度的に表現してたけど見えていなかったところも
あるかと思うけれど。
その後この2人の距離感が、元鞘に収まっただけなのか、
少しは進んだのか、それも演出としてきちんとどうなのか
もっと伝わるようだったらよかったなと。


大野/こんなにあの生物に似てるっていう人が居る
って思わせてくれる容姿の才能が凄い。説得力ある。
声が割れる部分が多くて聞き取りにくい台詞多数。

相模/漫才してて違和感ないな〜と思った。「爆笑問題の
太田さんに似てるよね」って一緒に観に行った人に言われて
物凄い納得した。(ちなみに一緒に行った人が一番面白くて
よかったって言ってた。)こちらもいいところで声が
割れてしまって聞き取りにくい台詞多数。

この2人の、漫才コンビを結成するに至るシーンが
物凄いいいシーンだと思う。だからこそ、ニュアンスの
とり方は今の演出じゃないものの方が好きです。
気まずさと照れと仲直りと、みたいな笑いがあって、
そこから関係が融解して、いい雰囲気のまま漫才に
行ってほしかった。漫才はすごく練習したんだと思う。
もう少し焦らずにネタをやっても大丈夫だった。
早く終わりたい、このシーンを抜けたいみたいな
雰囲気もところどころして惜しい。
でも凄くよく練習していてお客さんも反応があって
良かったと思う。

鶴川/いいキャラしてる。きちんと「うぜー」の意味を
説明した後「うぜー」に表情が出てて良かった。
見た目と性格のギャップ萌えのバランス感覚が上手かった。

ナンシー/髪がめっちゃ綺麗。制服の袖の長さもキャラで
こだわってた感じがしてすごく考えてるなって思った。
頭がいい電波、なのか、バカな電波、なのか、気持ち
はっきりくっきり表現できるところが端々にあれば
さらにキャラが立ったと思う。

豪徳寺/イケメンやった。声もイケボだったのがずるい。
上手く自分を使って表現できてるなぁと思った。
早口になったり声がわああああって出るところだと
若干聴き取りにくくなるのが勿体無い。
お姫様抱っこは永遠の夢ですよね(笑)

和泉/出番少なくて台詞少なくて大変だったと思う。
でも豪徳寺とセット、っていう感は出ていたので
役割的には果たしていたと思う。
訛っているところとそうでないところと、
全体的に台詞がふにゃふにゃしている感じがして
訛りキャラがあまり立っていなかったようなイメージ。

上原/皆準備しているのに一人だけ練習に行って、
教室に入ってくる朝のシーンのすっとぼけ具合が
よかった。素朴で面白い。
文化祭の準備を手伝えない、参加できない、という
最初の下りで、もうちょっと野球部の「エース」っぽい
プライドとか、参加したくないみたいな意思が
きちんと感情ででればよかったなぁと思った。
今の感じだと台詞だけ、という印象がする。

あずき/上原くん大好き!みたいなテンションが
面白くて好き。テンションが高くなってしゃべると、
台詞が何を言っているのかわからなかったのが残念。
生田とのキャラの住み分けがとても難しそうだなぁ
という印象だったので、質の違うテンションとかで
攻めるとよかったかも。野球部アイテムみたいなのを
衣装とか小道具とかで使って野球部マネっぽさを
出すのも手かなと思ったり。

ゾンビ/口元が素敵。微妙にぼさっとしている
ピンで留めた髪形もツボ。凄く多く出てくる
わけではなかった印象だけどキャラが立ってたと思う。
カーディガンもゾンビをイメージするようなものが
あれば物凄い見てみたかった。それか「オシャレか!?」
っていうくらいのコーディネート。
リアクション面白かった。豪徳寺&和泉周りの。

ミナミ/容姿でバレー部っぽいと思わせる才能。
これだけで凄い。台詞が少なくて物凄い大変だったと
思うけど、例えば立ち方とか、しゃべりかたとか、
そういうところでバレー部っぽさがでれば印象もまた
違ったかなと思う。短い中でキャラを印象付ける技術とか
難しいけど、演劇にはそういう役割も必要なので、
そういうのを身につけるともっと面白くなりそう。

神楽坂/めっちゃこういうキャラ好き。きちんと
やりたいことが伝わっていたと思う。
これは演出だと思うけど、登場した時は一段高い台とか
に登って上から見下ろす感じで他の生徒と会話して
ほしかった。台とか強羅とか喜多見に持ってこさせて
もう扇とかで扇がせたりとかして欲しかった。

強羅/この髪形がめっちゃ好き。制服に草履っていう
ファッションもいい。制服をきっちり着ていたので、
そこに柔道部っぽさをプラスアルファしてみても
わかりやすかったなーと思った。

喜多見/パソコン部(物理)が面白かった。
強羅と喜多見も台詞が少なくて大変だったと思う。
この2人が洗脳されているっていうのが、台詞でしか
わからなかったので、下僕となっている時にもっと
下僕っぽさが出てたら良かったなーと思う。
両側でひざまづいているとか。この辺は演出さんの
好みかな。

生田/妄想してそう。妄想の暴走っぷりがいい意味で
頭が悪くて気持ち悪くてよかった。(これは褒め言葉です)
どうしてもテンションが高くなると声や言葉が割れて
聞き取りにくくなってしまうのでその点が残念。
立ち姿、指の使い方とか気をつかっていたのが
よくわかったのだけれど、すばやく動く時とか、動き終わった
後とか、美しく、気持ち丁寧になれば台詞のイメージに
引っ張られすぎずに雑に見えなかったのかなぁ、と。
やりたいことは凄くわかるし、伝わっていると思うけど、
観やすくは無かったかも、という印象。

狛江/作りこみが丁寧。きちんと考えて自分がすることを
果たすというのがよかった。お化け屋敷の壁の黒いゴミ袋を
手でなでてしわを伸ばしているところがすごく狛江という
キャラクターに合っていて、こういう子なんだ、と
すとんと思わせてくれた。よかったです。持って帰りたい
くらい可愛かったです。
生田の豪徳寺の膝小僧マンに入る前位、生田と豪徳寺の
関係に対してどんな反応をしているのか私の観ている
ところから見えなかったのが残念。どんな気持ちで居たのか、
どう気持ちが動いたのかとか見たかった。

演出/前説のときはリラックスしましょう。



物凄く長くなってしまいました。
(こんなの読む人いるのか?)
1度しか観ていないので、見落し、本当はやっていたけど
観ていなかった、記憶違いなどもあると思いますが、
観た感想です。

本当、こんなに沢山考えさせてくれたり、ブログを
こんなに書かせてくれたこの舞台は、よかったんだなと
思います、改めて。
(本当につまらないものはこんなに書けないもの!)

これだけ書いたけれど、結局は舞台を作った背景は
知らないわけだし、役者側、演出側には色々言い分も
あると思うし、自分がいいと思ったこと、信じることを
第一に思っていただければいいと思います。

こういう風に見えるよ、っていう人もいるし、
細かいところも見てるよ、っていうのがわかれば、
また次の舞台に生かせるんじゃないでしょうか。

なんだかんだいって、純粋にお客さんとして観に来ている
人の感想が一番だと思います。
その観に来た方が、どう受け止めて、「あぁ面白かった」
っていう感想だけで満足するのか、作品を見た上で、
自分が感じたことを表現する人がいるかまで求めるか、
満足するラインっていうのは色々だと思いますしね。

大学生が表現できることっていうのは絶対あるし、
これを観て、あぁ、30代以降じゃないと出ない表現とか、
台本の読み取り方ってあるんだなっていうことも
気づかせてもらったりして、勉強になりました。
そういうことを私も大事にして次の作品に臨みたいなと
思いました。

素敵な公演をありがとうございました。
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この記事に対するコメント

初めまして。劇団ふだい「ベッキーの憂鬱」の演出の裏 路地彦です。
見に来てくださったお客様の感想というか感覚に触れる機会はなかなかないので、凄く大切に読ませていただきました。

>実際に観劇してその場の受付物販なんかで台本を買ったのかな?
その通りです。舞台監督の本多との観劇旅行最終日に出会ってから僕と本多のベッキーの憂鬱が始まりました。

>言葉に頼りすぎて、仕草や動きや行動で表現することを怠っているような、忘れているような感じもしたので、言葉に頼りすぎず、きちんと感情やキャラクターを動きや仕草で表現できればもっとよかったなと思いました。

もっともっと役者達とあの個性溢れるキャラクターの色々を総括した「魅力」を十全に引き出せなかったのは悔しいです。

>演出/前説のときはリラックスしましょう。

ま…前説は大事な注意事項があるのにそこに焦ってかなりテンパってしまって……前説の練習も落ち着いてしっかり稽古するべきでした……。

などなどまだありますが、このような率直な感想ありがとうございます。またパワーアップできるよう、頑張ります。
それでは、見に来ていただいて、本当にありがとうございました。
裏 路地彦 | 2014/01/20 12:43 AM
初めまして。劇団ふだいの、今回和泉役だったT.N.Chaosです。なかなか外部の経験者の方から評価していただく機会がほとんどないので、ありがたく読ませていただきました。
おっしゃる通り和泉のキャラは立っていなかったなと自分でも反省する点がありました。実は台本中に書かれているセリフで和泉が明確になまっているのがたったの3つでして……(単独セリフ総計10のうち)果たしてこれは訛りキャラなのか訛っているようにふるまっているキャラなのかと悩んでいるうちに本番を迎えてしまった次第でした。やはりそういった問題点は演技でわかってしまうものなのだと痛感しました。キャラクターの読み込みもまだまだ全然できていないということなのだろうと思うと、やはり悔しいですね。
ですが、今回再確認したり指摘していただいた点を胸に、また頑張って生きたいと思います。
見に来てくださって、本当にありがとうございました。
T.N.Chaos | 2014/01/20 1:46 AM
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よく読まれてます☆ どうでもいいことから壮大なことまで答えてます。











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